認知症講演会
10月1日
認知症講演会(町主催)が町民センターで行われ、約100人が参加。伊達市でグループホームやデイサービスセンターを運営する傍ら、㈳北海道認知症グループホーム協会会長を務める宮崎直人さんが「笑う門にはケア来る~一日一笑のすすめ~」と題し、認知症の症状や対応の仕方について講演しました。
宮崎さんは「認知症は病気のことではなく、病気からくる状態のこと」と話し、「徘徊などの行動全てに、その行動の元となる気持ちや考えがある」と指摘。「究極の認知症ケアは本人がしたくなるように仕向け、できないことを支援すること」と話しました。最後に「認知症の方を支える皆さんが笑顔でいるために、"忙しい・疲れた"などの消極的な言葉ではなく、"充実している・幸せだ"などの積極的な言葉を使いましょう」と伝え、「例え認知症があろうとなかろうと、人は人。人をしっかり支えていく、そんな地域や国にしていきましょう」と呼び掛けました。