地域サポートふれあいが「着火材」を開発
5月1日
NPO法人障がい児・者地域サポートふれあい(藤原茂理事長)が、着火材「足寄のたきつけ」を開発し、販売しています。
就労継続支援B型事業所「ふれあいホーム」を運営する同法人は、現在、公共施設の清掃や福祉の店「ゆめ風ひろば」などの事業を行っており、作業所利用者のさらなる工賃アップと地域資源を活用した商品開発を企画。町内の企業や林業グループの協力を受け、カラマツやナラなどの町産材おが粉と使用済みろうそくを再利用した環境に優しい着火材を商品化しました。
同製品は、着火後10分程度燃焼し続けるのが特徴。また一般的な着火材に使用されているアルコールや灯油などの揮発成分を含まないため安全で、長期保存が可能です。
価格は1箱(6個×10シート)900円(税抜き)で、同法人が運営する飲食店のほか、町内スーパーや金物店などで販売しています。
この日、完成報告のため役場を訪れた藤原理事長は「業種を超えた連携で、木のまち・足寄をPRする良い商品ができた。ペレットストーブや薪ストーブの着火の他、焼肉、バーベキューなどのアウトドアでもぜひ使用してほしい」と話しました。また、安久津勝彦町長は「地場産品の育成としてだけではなく、障がい者の方の就労の点からも素晴らしい取り組み。町としても、全面的に応援していきたい」とエールを送りました。
作業所で鋳物の型におが粉を詰めていた兼古友香梨さん(22歳)は「(おが粉を)均等にならすのが難しい。今度バーベキューをするときに、自分の作った着火材を使ってみたい」と笑顔を見せました。