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あしょろルポ

安藤学芸員が「歯のあるヒゲクジラ」に関する論文を発表

 1月30日
 足寄動物化石博物館の安藤達郎学芸員(45歳)らが、1982年に町茂螺湾で発掘されたクジラ化石を調査し、大型の「歯のあるヒゲクジラ」類であるとの論文を発表。米国学術誌「Journal of Mammalian Evolution(邦訳:哺乳類の進化誌)」の電子版に掲載されました。
 今回の論文では、町内で発見されたクジラ化石の側頭部の大きさから体長約8mと、これまで発掘された小型の種類(3~4m)の2倍の大きさであることが判明。これにより、後期漸新世(2800万~2300万年前)の歯のあるヒゲクジラには、小型から大型までさまざまな種類のクジラが存在しており、従来考えられていたよりも高い多様性を持ち繁栄していたことや当時の海洋の生態系において重要な位置を占めていたことが明らかになったと結論付けています。
 安藤学芸員は「足寄の化石は世界的に見ても非常に価値のあるものばかり。ぜひ、博物館に足を運んで触れてほしい」と話しました。
 なお、この研究成果は、1月29日から京都大学で開催された日本古生物学会でも発表されました。
《論文の詳細》
(1) 論文題名 『漸新世の歯のあるヒゲクジラ類における生態的地位の分割』
 (原題『Niche Partitioning in Oligocene Toothed Mysticetes (Mysticeti:Aetiocetidae)』)
(2)著者 蔡 政修(ツァイ チェンシュー Cheng-Hsiu, Tsai)・ 安藤 達郎
(3)出版社 スプリンガー社(本社 米国ニューヨーク)
(4)学術雑誌名 Journal of Mammalian Evolution (邦訳:哺乳類の進化誌)
(5)出版予定日 未定。電子版は既に掲載されています。
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