歩くクジラたち北海道初上陸!
4月28日
足寄動物化石博物館(澤村寛館長)はロビーにて最初期のクジラ「パキケトゥス」と「アンブロケトゥス」を道内の博物館として初めて展示しています。クジラが陸上から次第に水中に進出していく過程を学ぶことができます。
同博物館は今年度開館20周年を迎えるにあたり、常設展示室の更新が順次予定されています。
<パキケトゥス>
パキスタンで発見された最古のクジラであり、約5300万年前に生息していた。イヌのように4本の足を使い、主に陸上で活動していたと考えられるが、水中での生活にも適応した特長も持っており、水中でも活動していたと考えられる。
<アンブロケトゥス>
パキスタンで発見され、約5000万年前に生息していた。名前の意味は「水陸両生のクジラ」でワニやカワウソのような生態を持っていたと考えれれている。主に水中で活動したが、陸での移動も可能だったと考えられている。