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足寄中学校で「命の大切さを学ぶ教室」

7月19日
 足寄中学校(長江教貴校長)で「命の大切さを学ぶ教室」が全校生徒173人と同校教諭を対象に行われました。悲惨な交通事故で家族を失った遺族や体や心に深い傷を負わされた被害者でつくられた「北海道交通事故被害者の会」の会員である白倉裕美子さんが講師として、命の大切さを生徒らに語りました。
 白倉さんは、平成15年に自転車で登校途中であった当時中学3年生の長女(14歳)をトラックにはねられ失いました。朝の登校を家族が見送った直後の事故で、子どもの人生を14歳6カ月という短さで他人に強制的に終わらされたときの喪失感と絶望感などを話すことで、ルールを守ることの大切さや命の重さを生徒らに伝えました。白倉さんは「これからいろんな人と接して、社会に出ていく中で、人を傷つけないように、人と触れ合うときには優しさを持って接してほしい」「(娘が)『いってきます』と言ったまま『ただいま』の声を聞くことができなかった。『ただいま』という言葉は無事に帰ってきたという知らせ。皆さんも『ただいま』の持つ意味を理解して大事にしてほしい。また、家族の『ただいま』の声も、生きているから、無事であるから聞ける言葉。大きな声で『おかえり』と言ってほしい。そして皆さんにはこれから生きていく人生の中で犯罪とは無縁であることを願っています」と話しました。
 生徒会長の岸田大空さん(3年)は「今日の話を聞いて、家族を失うことは想像できないくらいの傷になることがわかった。人生が短くなってしまった人がいるということを忘れずに、これからルールを守り、当たり前の日常に感謝しながら生活していきたい」と交通事故の被害に遭った家族の心の傷の大きさを感じていました。

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