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大誉地小学校で北方領土について語り部から学ぶ

9月5日
 大誉地小学校(齊藤貴史校長)でふるさと教育推進事業の一環として「北方領土」の教育が行われました。児童たちが映画「ジョバンニの島」や事前学習などで北方領土について自ら考え調べたことを基に、北方領土居住者二世で公益社団法人千島歯舞諸島居住者連盟十勝支部青年部長の佐藤一郎さんを語り部として招き、佐藤さんが母、祖父から聞き伝えられてきた北方領土および佐藤さんが母とビザなし訪問で国後島を訪問した話を聞きました。
 佐藤さんは「母は昔、国後島の泊村に家族で住んでおり、国後島は自然が豊かで、豊富な海の資源を基に漁業を中心とした生活で役場や消防、商店等もあり島民は幸せにくらしていたが、昭和20年9月にソ連が進駐し、最終的に国後島から北海道への引き上げを余儀なくされた。中には樺太の収容所に収容され、収容中や樺太から北海道への引き上げ途中に亡くなった人もたくさんいる」と説明しました。
 佐藤さんは最後に「母はもう一度、国後島に住んでみたいと言っていた。北方領土居住を経験した者はもう高齢であり、北方領土問題について一日でも早い問題解決に向けて声を上げていきたい。今日聞いた北方領土の話は、家に帰って家族にも伝えてほしい」と話しました。

 

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