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「アショロア」「ベヘモトプス」が北海道天然記念物に指定
9月30日
北海道教育委員会は9月29日、足寄動物化石博物館(安藤達郎館長)が所蔵するの「アショロア」「ベヘモトプス」を北海道の天然記念物に一括で指定することを決定し、30日付で指定しました。今回の指定で化石として、第5番目の北海道天然記念物となり、十勝管内では初の指定となりました。
アショロアは昭和51年、ベヘモトプスは昭和55年に町内の茂螺湾(上螺湾)のおよそ2800万年前から2400万年前にできた地層のモラワン層で発掘され、束柱類に分類される化石です。太古の時代に海であった足寄町は、アショロアやベヘモトプス以外にもクジラ等の哺乳類の化石が発見され、これらの化石を「足寄動物群」と呼んでいます。
安藤館長は「アショロアやベヘモトプスのように束柱類化石が全身で発見されることは珍しく、世界的にも貴重である。また骨の内部を分析することでアショロアやベヘモトプスはほぼ水中で生活していたことが分かっている。これからも骨の内部などを分析して生態系を解明できるようにしたい。また、今回の指定により足寄動物群の価値が高まり、北海道の宝と思ってもらえればうれしい」と話しました。
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