あしょろルポ

足寄高等学校３年生「課題探究」成果発表

12月20日
　足寄高等学校（楡木伸司校長）で同校３年生が「地域振興」をテーマにグループで課題と解決策を考える選択授業「課題探究」の成果発表が行われました。
　授業に協力していただいた地域の方々を招き、６グループ23人が課題解決に向けて考えて取り組んできたことの成果を発表しました。
　「道の駅を栄えさせるには」をテーマに、足寄の特産品となるお菓子を作って販売し、ふるさと納税の返礼品にすることを提言した班では、パティシエの中塚隆雄さんに協力してもらい、実際に商品の開発・販売の計画を進めていることを発表しました。
　ひだまりファームの沼田正俊代表は「町の人に協力をお願いして、商品を開発する行動力が素晴らしい。課題探究は商品開発が最終目標ではないので、今後どうしていくのか、次につなげることも考えて頑張ってください」とアドバイスしました。
　「カフェがあれば地域振興につながるのではないか」と提言し、実際に１日限定でカフェをオープンした２つの班は「カフェをやってみて、町産食材を使うと原価が高くなってしまうことが新たに課題となった。カフェ自体は狙いに合った取り組みになった」と成果を発表しました。
　ほかのグループでは「町内にアスレチックを作る」「料理教室を開催する」「バスツアーを実施する」などの意見が出され、高校生ならではの視点で町の振興について深く掘り下げました。