古いビルや工場には有害なPCB使用機器が残っている可能性があります。
PCB使用機器は定められた期限までに廃棄・処分することが法律により義務付けられれていますので、ビルや工場にある電気機器の確認をお願いします。 なお、処分期限を超えた場合は命令・罰則の対象となります。
PCB(ポリ塩化ビフェニル)とは?
主に業務用の電気機器や熱交換器、照明機器に使用された油状のもので、熱で分解されにくく電気絶縁性が高い科学的に安定した物資ですが、脂肪に溶けやすく分解しいくいため、人体に入ると蓄積されさまざまな症状を引き起こすことから昭和47年(1972年)に製造が中止されています。
PCBの調査、保管、処分方法
銘板、製造年月日からPCB使用の有無を確認してください。銘板などから使用の有無が確認できないものはサンプリングによりPCB濃度の測定が必要となる場合があります。
(注)変圧器・コンデンサーは感電する恐れがあり非常に危険です。決して近寄らずに定期点検で作成された書類により確認するか、電気主任技術者にご相談ください。
調査PCB使用機器が見つかった場合は、北海道へ届け出た後に処分業者・収集運搬業者へ委託して処分しなければなりません。詳しくは北海道環境生活部環境保全局循環型社会推進課又は十勝総合振興局保健環境部環境生活課までお問い合わせください。
北海道環境生活部環境保全局循環型社会推進課 ☎011-204-5196
十勝総合振興局保健環境部環境生活課 ☎0155-27-8527
非自家用電気工作物降機(X線発生装置・昇降機・溶接機等)のPCB使用確認について
X線発生装置(例:レントゲン装置)や昇降機(例:エレベーター)、溶接機等に内蔵されているコンデンサーにPCBが使用されている可能性があります。このようなPCB廃棄物やPCB使用製品は法律で定められた期間内で処分する必要がありますので、対象機器を使用あるいは保管している場合は早急に確認してください。詳しくは上記の北海道環境生活部環境保全局循環型社会推進課又は十勝総合振興局保健環境部環境生活課までお問合せいただくか非自家用電気工作物のPCB確認について(外部リンク)を参照してください。
低濃度PCB含有電気機器把握支援補助金について
北海道では、低濃度PCB廃棄物等の処理期限内の確実かつ適正な処理完了を目的に、PCB濃度分析の補助を実施しています。詳しくは、北海道環境生活部環境保全局循環型社会推進課又は十勝総合振興局保健環境部環境生活課までお問合せいただくか、下記のリンクより事業の詳細を確認してください。
低濃度ポリ塩化ビフェニル助成金について
環境省では、中小企業(個人事業主を含む)を対象に、低濃度PCB廃棄物等の分析費・処理費に対し1/2の補助を行う助成制度を実施しています。詳しくは、公益財団法人産業廃棄物処理事業振興財団低濃度PCB助成金コールセンター(098-995-7100)までお問い合わせいただくか、下記のリンクより事業の詳細を確認してください。