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準備だけは万全でした

　今年は「すすめ！あしょろ冒険王　雌阿寒岳のぼり隊」の２～３年生低学年班に参加することになり、粛々と準備を進めていました。

　思い返せば、最後に登山をしたのはいつだろうか。記憶に新しいのは、モエレ沼公園のモエレ山（高さ５２ｍ）くらい。どうやらこれは登山とは言わないらしい。では、いつなのかと考え直してみても思い出せないほど、遠い過去のことになる。

　こんなに長期間登山をしていないのだから、登山道具などもちろん非所持。手持ちのスニーカーでは、雌阿寒岳に挑めない。登山経験者にアドバイスをもらいながら、登山靴と厚手の靴下を購入。

　その他に、登山経験者から、ゲイター・グローブ・ザック・レインカバーを借り、形から入る人みたいに準備だけは万全（自分で用意したのは、登山靴・靴下・帽子のみ）。

　いよいよ数十年ぶりの登山に挑む矢先に、緊急事態宣言が発令され登山は中止となりました。

　靴擦れ防止のために、少し散歩に使用しただけの新品同様の登山靴は、そっと下駄箱に収納されたのでした。