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流行りにやられる | 足寄町教育委員会

流行りにやられる

子どもはおしゃべりである。
今日の朝食のこと、家族のこと、趣味のこと、本当にいろいろなお話をしてくれる。
そんな子どもたちとのお喋りの中でいろいろ気づかさせることがある。

おしゃべり

先日、流行りのアニメの話をしているときである。
「先生は呪術○戦って知ってる?」
「んー。知らないなあ。」
「え!?何で知らないの!?」
なぜか周辺までざわつく。

「鬼○の刃が流行ってるんじゃないの?」
「それよりも今は呪術○戦だよ!」
もはやその子は怒っている。流行に乗るって難しい。
「そのアニメはね~...」
そのあとは流行りに乗れない私のためにあたりの人を巻き込んで魅力を教えてくれた。
そんな中でおばあちゃんとのエピソードが頭をよぎった。

ある日、おばあちゃんがお菓子を買ってきてくれた。
キャラクターが描かれたお菓子である。
しかし、幼い私はそのお菓子を見てがっかりしたことを覚えている。
「これは違う!今はこれが流行っているの!」
そんなことを言って、手に持っていたマンガを見せた。
おばあちゃんは「そうだったね。ごめんね。」と声をかけてくれた。

おばあちゃん

今考えてみれば、おばあちゃんが孫の流行りについていくのは難題だ。
ただ、私の喜ぶ顔が見たかっただけだと思う。
おばあちゃん。こちらこそごめんね。

私の心の沈み込みと反比例するように子どもたちのトークは白熱していた。
指導者として一つ言わなければならない。
「コロナだから声を小さくしてね。」
心が苦しい。

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