(1) 沿 革
昭和39年9月
昭和33年学習指導要領の全面改定に伴い、科学技術教育の向上をねらいとし、その充実のために、「足寄町教育理科センター」を設立、理科教育の振興を目的に種々の事業を推進。
昭和43年4月
昭和43年4月の学習指導要領の全面改定で、調和と統一のある教育課程の実施、指導内容の精選、教育課程の弾力化などが基本方針となり、理科センターに視聴覚教育機器を導入。また、教育現場にも教育機器、システム教材が導入され、理科教育の充実と向上をめざす。
昭和48年4月
「教材センター」と名称を改め、理科センターの事業を含めた活動を開始する。以来6年余り、種々教材・教育機器が導入され、各種教育機器活用講習会、各種教材資料の整備作成などが実施され、理科教育の推進が図られる。
昭和54年8月
「足寄町理科センター」、「足寄町教材センター」の輝かしい歴史と伝統の上に立って、地方教育行政法(30条)の規定する教育機関として「足寄町教育研究所」を設置し、所員並びに研究協力員を委嘱、事業推進を図る。
平成9年4月
昭和54年度より「足寄町教育研究所」と称し設置されてきたが、地方教育行政の組織及び運営に関する法律(昭和31年法律第162号)第30条の規定に基づき、足寄町生涯学習研究所が設置される。従って足寄町教育研究所条例(昭和54年3月16日条例第4号)は廃止され、足寄町生涯学習研究所条例が平成9年4月より施行される。
平成14年4月
平成14年度から完全学校5日制の実施と新学習指導要領が完全実施された。それに伴い社会科副読本「あしょろ」の全面改定に取組んだ。
平成18年4月
平成23年度より実施される新学習指導要領に取り入れられた「小学校における外国語活動」に関する先行的な調査研究が開始される。
(2) 運営の方針
(1)町内各学校の今日的な課題について研究を行い、資料を提供する。
(2)教師の専門性の向上をめざし、教職員の研修啓発や資質向上に努める。
(3)十勝教育研究所や市町村教育研究所と連携し、資料収集・情報交換に取り組む。
(3) 研究所の事業
学校教育研究部
1.学力テスト分析
学力テスト(CRT)の分析及び町内児童生徒の学力向上に向けた取組。
2.授業づくり講座
現場教師のニーズに沿った授業づくり講座の開催
3.社会科副読本
社会科副読本「あしょろ」の改訂作業及びデータの収集作業
4.刊行物作成
所報「シオワッカ」及び「研究紀要」の発行
生涯学習研究部
1.生涯学習研究
生涯学習の内容、方法、体系化に関する研究。休日の拡大に対応した青少年の学校外活動の充実に関する研究の推進。教育環境の充実に関する研究の推進。
(4) 研究所の職員
役 職(委嘱職員構成)
所 長 1名(学校長)
副所長 1名(教頭)
所 員 9名(町内小・中学校教員、社教主事、教育委員会職員、生涯学習推進アドバイザー)
事務局員 2名(教育委員会:教育総務室職員)
協力員 3名(町内小学校職員)