足寄町ではさまざまな生き物の化石が発見されています。
〇足寄動物群束柱類化石
足寄町で発見された「束柱類」という古生物の化石の総称です。
町内茂螺湾(モラワン)地区より2種類の束柱類化石が発掘されています。
令和4年9月30日、北海道天然記念物に指定されました。
・アショロア
およそ2,800万年前に生息していたとされる原始的な束柱類です。
1976年に足寄町で世界最初の化石が発掘されたことから「アショロア ラティコスタ」と命名されました。
・ベヘモトプス
およそ2,500万年前に生息していたとされる、やはり原始的な束柱類です。
1980年に足寄町で発見されたベヘモトプスの化石は新種と認められ、
発見した矢吹勝家さんにちなんで「ベへモトプス カツイエイ」と名付けられました。
足寄町の束柱類化石は世界的に見ても古い時代のもので、国内では最古の化石です。
足寄町では束柱類化石のほかに、原始的なクジラのなかまも発見されており、これらをまとめて足寄動物群といいます。
また、魚の化石や貝の化石なども見つかっています。
足寄動物化石博物館では、束柱類の骨格標本をはじめ足寄町で発掘された化石に関する資料を展示していますので、ぜひお立ち寄りください。
〇足寄動物化石博物館
電話番号 0156-25-9100
※イベントなどの最新情報は博物館ホームページでご確認ください。