アカエゾマツは、主に北海道と樺太の南部に生えている針葉樹です。阿寒摩周国立公園ではこの常用樹を保護しており、雌阿寒温泉周辺や雌阿寒岳西部の山麓などで多く目にすることができます。雌阿寒温泉から雌阿寒岳への森は、ほどんどアカエゾマツだけで構成されています。
アカエゾマツは、ジメジメした所や雌阿寒岳の土壌の様に火山灰が占める場所、日光が当たりにくい場所など、他の植物が成長できない厳しい環境でも生き抜くことができます。雌阿寒岳のアカエゾマツの中には樹齢がおよそ250年の樹もあり、多くが高さは30メートルに達しています。


