アイヌの人々は雌阿寒岳の西部の麓から湧いている温泉成分を豊富に含む温泉に浸かっていたといわれています。1914年に野中一家がこの地に初めての温泉旅館をオープンさせました。野中温泉の周りに旅館が増えていき、その旅館の集まりが雌阿寒温泉として呼ばれ始めました。
山の宿野中温泉は現在も営業している唯一の温泉旅館で、雌阿寒岳の山頂までの過酷な登山やオンネトー周辺の散策をした後に身体を癒せる場所として人気となっています。とても濃厚で力強く、肌がすべすべになる硫化水素型硫黄泉で、世界最高齢の男性が住んでいたことから、長寿の湯ともいわれています。
雌阿寒温泉は、国道241号の道道949号線オンネトー線交差点からオンネトーへ向かった途中にあり、すぐ近くには町営駐車場(公共トイレ有)と雌阿寒岳の雌阿寒温泉登山口があります。 また、町営駐車場からはオンネトー国設野営場に続く散策路があります。
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